膝の役割

人間の身体には、それぞれに役割というものがあります。二足歩行をする人間の体重は、二本の足に非常に大きな力を加えます。しかし、決して特別太く大きな骨で形成されているわけではありません。ですから、足を適切な太さにする代わりに、膝という器官によって体重をうまく分散させているのです。人間の足は、腕と比較すると3倍の力があるとは言われています。

太ももやふくらはぎはもちろん、上半身も疲労感が漂うことになるでしょう。そしてその役割に沿えるように、それぞれの器官はとてもよくできています。膝は、人間の身体の構造上、常に強い負荷をかけられる部位です。頭蓋骨は脳みそを守るために硬く頑丈にできていますし、耳は音を効率よく集められるような形状になっています。そして、それは当然膝に関してもいえることです。

膝がクッションとしての役割を果たさないと、通常は緩和されるショックが全身に大きなダメージを与え、筋肉が痛むのです。例えば、膝に痛みがある時にあえて長距離歩いてみると、それがわかります。膝は、それだけ大きな役割を担う器官なのです。もし、そんなゴツイ骨で足ができていたら、おそらく歩行時、走行時にかなり不都合が生じるでしょう。膝に痛みがあるということでかなり苦労しますが、それだけではなく、全身が異様に疲労するのです。

人間が人間となった、英知の証明と言える進化です。この膝という器官は、日常における歩く、走るといった行動時には、それほどその重要性については認識できないかもしれません。これが、人体の神秘。ですが、実際には非常に重要な役割を担っています。